基本的な製品の様子
中国製のモーターは使っていますが、インバーターは初めてです。今回は11kwのインバータを使用します。
外見・・・かなりでかいです!日立の11kwのインバータの2倍くらいありそうです。因みに重量はなんと15.75kgもあります。

中身はというと・・

金属筐体なので、重いのは当たり前です。でも、四方ねじ止めなので、簡単に全部ばらせます。
また、親切にも(中国製にしては😂)使用説明書が付属しています。普通はネット上で公開だけだと思います。メーカーサイトへ行って検索するという手順です

矢量というのはイメージでわかるかもですが、ベクトルです。また、変頻器がインバーターです。

配線



インプット220Vとありますが、説明書を見ると200Vでも行けます。電源は普通L1,L2,L3だと思うのですが、R,S,Tとなっています。あとは、U,V,Wにモーターをつないで、FWD,RWD,とCOM間をONにすれば動くみたいです。電磁ブレーキ付モーターの場合はX1~X6端子のどれかにフリーランストップ(FRS)をプログラムで割り当て,停止時にそれとCOMをONにして減速時の電流を無しにすれば良いはずです。また,+、-端子は通常では使用しない端子です。
配線
電源RSTはそのまま三相電源につなぎます。UVWから、三相モーターにつなぎます。4芯ならばアース端子にアース線をつなぎます。
普通汎用誘導モーターならこのままでも操作パネルから運転指令の設定をしておけば、操作パネルから動きます。今回は外部のコントロールボックスからの指令により運転しますので、制御盤にリレーやPLCを配置して制御回路の接点に入力を入れる必要があります。

制御回路については、日立や三菱と大した変わりはないので感覚だけで行けます。運転はプログラムから外部指令を選び、制御盤によりCOM-FWD,COM-RWDに入力を入れます。FWD,RWDにはデフォルトで正転、逆転がセットされています。
ブレーキ付モーターの場合は停止指令が入ったと同時に入力するフリーランストップを今回は機能入力端子X1にフリーランストップFRSを設定して停止と同時にCOM-FRSの間に入力が入るようにします。ただし、接点の設定がNOオンリーで日本製のように内部スイッチをプログラムによりNC,NOを選べないので、リレーやPLC側で設定します。それから、停止方式をデフォルトの減速停止から自由停止にプログラム変更します。これで配線は終わりです。このモデルには、制動抵抗器を接続する端子はないです。
まとめ
基本的に中国は広いので、出来るだけコンパクトにしようとかの開発意思はないと思います。国土が広いのはもちろんですが、人口が日本の10倍で国土面積が25倍ですから、日本の人口密度は中国の2.5倍です。海岸部に集中していることを引いてもそんなに人が多いという感じではありません。工場自体も広いので、別にコンパクトである必要はないです。このインバーターをばらして、中を見ても、雑然と(そんな感じしました)配置してあるので、もっと小さくできると思います。はじめ、アイドリング状態の時にファンが回らないので、メーカーに問い合わせたら、温度センサーがついてて、温度が上昇したら周りますという事でした。
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